ウィンドウサイン
風雨にさらされ、1年くらい前に破損、撤去していた看板。看板がないと、ホントに営業しているの?何の商売してるの?と、ご近所さんに怪しまれていること間違いなしなので、代わりにウインドウサインをつけることにいたしました。
これで何やっているのか、近所の皆様にも少しは理解していただけるのではないかと思います。
今はカッティングマシーンという便利なものがありますので、割と簡単に綺麗にカットできるのですが、私が渋谷の某1○9のPOPを作っていた遥か昔はパソコンなど影も形もなく(影くらいあったかも)手作業で文字を切っていたのである。絵柄や大きな文字やロゴなどは自分でスケッチしてそれを元に切り抜くのだが、細かい文字などはいちいちレタリングしてしていては納期に間に合わないのですよ。それで、どうしていたかというと、会社に文字を書く専門の人が数人常駐していて「このスペースに細めのゴシック体でこの文章を書いて」などと発注すると「よしよし」と言って、筆とポスターカラーでスラスラと書いてくれるのである。それを元にカッテングシートを切り抜いていくのでした。カッティングシートに限らず、普通の看板も書き屋さんと呼ばれる方による手書きの看板が普通でそれぞれ味のある看板が多くあったものです。
ちなみに貼り付けかたは、不要な部分をはがした後アプリケーションシートに貼り付けて……というのはその当時から変わらずほとんど進化していないのでした。