薬はレトロデザインの宝庫か
こんな仕事をしていると、通勤が無いので、仕事帰りに店をのぞきつつ、ぷらぷらしながら帰るということが無いのである、勤め人のときはそれが気分転換になってよいものだったのだが。そんなわけで、の買い物につきあうことにしている(つきあわされる場合も多い)。困ったことにドラッグストアをはしごするのが好きで、室蘭・登別の大手ドラッグストアを1日でコンプリートすることもしばしば。
5分も見れば、必要なものはそろいそうなものだが、これがまた長いのである。大概は、化粧品コーナーに張り付いているのだが、おじさんが長居できるところではないので、ぶらぶらあちこち歩き回り、怪しまれないように無駄に買ってしまったりするものだ。ブラブラ見るといっても、それほど興味があるものも少なく、じっくり見るという性格のところでもないので、そんなときは、薬のコーナーにいくのである。薬のパッケージはいろんな意味で面白いものです、なかでも好きなのは、昔から変われぬパッケージデザインがそのまま使われているものを探すこと。一見昔風でもロゴやイラストが新しくなっていたりするのだが、どこが変わったのかを想像するのが面白いのである。これは!というものがあると、買ってしまいたくなるものだが、薬って、けっこうお高めであるのと、必要でない薬を買うのもいかがなものかという自制心があるがゆえ買うことは皆無である。しかし、この前、必要となり、ついに購入したのが、オロナインH軟膏である。
かなりおなじみの商品で、私が物心ついた頃には既に同じデザインであったように思われ、今も普通にあるもんだからレトロなデザインであることに気付かないほどである。徹底しているのは、現在のロゴマークを一切使われていないこと。基本パッケージは変わらなくとも、メーカーロゴは現在のものを入れるのが当たり前なのだが、旧ロゴで通してあるすばらしさ、これは復刻版ではなく通常商品なのである。
オロナインH軟膏ですが、40年くらい前「オロナイン軟膏」から「オロナインH軟膏」にモデルチェンジし、TVCMでも告知していたのだが、子供心にオロナイン軟膏のままでいいんじゃない?と心の中で突っ込んでいたものでした。(調べたところオロナイン軟膏と、オロナインH軟膏の間にオロナインD軟膏になっていたらしいのですが、全く記憶がありません)
説明書のイラストも味わい深い。